藤ノ木古墳

生駒郡斑鳩町

藤ノ木古墳は昭和60年の発掘で
多数の馬具と石棺が見つかり、一躍有名になった古墳です。
当時も大ニュースでしたが、
2001年の現地見学会でも報道関係者や見学者で賑い、
古墳内の一般公開は2時間半待ち。
黒塚古墳の3時間待ちに匹敵する大騒ぎでした。

藤ノ木古墳は6世紀後半の円墳。

プレハブで覆われた石室部分では調査が続いています。




ゲ!
向かいの道路に石棺放置!!

な〜んてな、レ・プ・リ・カ。





この古墳が大騒ぎだったのはも未盗掘だったからです!
いえ〜い♪マニア万歳。


珍しい中の写真です。
被葬者は17〜25歳くらいの男性と、
年齢は特定できないがおそらく成人男性の2体。
血液型も同じB型。
被葬者の周囲には多くの副葬品がほとんど埋葬時のまま残されてました。
しかし…
野郎二人か…。
どうしてだろう…




よく見たらクツが横になって入っていますね?
復元したのが橿原考古学研究所のエントランスにあります。
見に行く?→




被葬者の説としては諸説ありますが、

藤ノ木古墳近くの法隆寺とゆかりが深い豪族や、
同時代に相次いで殺された聖徳太子の叔父・穴穂部皇子(あなほべのみこ)と
宣化天皇の子・宅部皇子(やかべのみこ)らの合葬説あたりが有力です。



春に行けばもうただの小山です↓

6世紀後半は聖徳太子が活躍する時代の直前。
中の人には日本中の考古学ファンの聞きたい事が満載でしょうが、
私が一番聞きたいのは

「ドウシテヤロウ2人ノ埋葬ダッタンデスカ?」。

r◎_◎)φ