三ツ塚古墳群


葛城市竹内



たくさん展示場があった
2005年の「愛・地球博」
終わってしまって寂しい限りの2006年ですが、
この葛城市には365日24時間
、さまざまな石室を見学できる、


夢の青空石室展示場
三ツ塚古墳群」があります!
(>▽<)人(>▽<)人(>▽<)ノ



そんな「愛・石室博」の三ツ塚古墳群も最近まで藪の中でした。


1999年に南阪奈道路の建設中にウッカリ発見され、調査が行われ、
6世紀末から7世紀にかけての未盗掘の横穴式石室の古墳16基、
小石室14基、木棺墓や土こう墓などが4基、計34基の古墳が確認されました。


山の南側斜面中腹にずらっと築造されるという、珍しい古墳群だったのですが
古墳には厳しい奈良県。




道路のためには古墳ごと山削る!!



そして今は東側は破壊、ちょっとだけ移築して今の青空展示場に。

これだけ盛大に古墳を潰して作った↑南阪奈道路、
「車一台も通ってないじゃないか!!」
ヾ(`ε´)ノ
という突っ込みはおいて置いて。

たった17kmで通行料800円?!ヽ(`Д´)ノ
とういうのも置いておいて、
さっそく青空展示場を見学しましょう。




クリック↓で見に行けるようにしてあります。


今回新たに更新した古墳は←イヨが目印です。
今回は前回の続きとして年代に14号→15号→7号と見るといいでしょう。

前回は巨大石室がある
11号→10号→13号の順が一連でしたね。
それぞれのリンクは墳丘からです。


他にちらほら穴が開いて見えてウキウキしがちですが残念ながら排水溝。
使われている二上山凝灰岩については「二上山博物館」でおさらいしましょう。

ちなみにどこが何号なのか判らなくなって5回ほど通ったため、
色んな季節の写真が混ざっています。





さて、この古墳群は周囲の古道や山、川の立地から
風水思想に則って構築されたとされています。
6世紀末か7世紀初頭に順に構築されたとすれば、日本最古の風水設計。
結構息の長かった豪族の一連の墓と思われます。


ということは・・・だ、


「末代まで繁栄する墓を作るならここ!
二上山の凝灰岩で石室を作れば
開運パワーがさらにアップします!」
♂≧∀≦)♂


とか言う
日本最古の古代版Dr・コパ
がいたということか。(=ε=)




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