ホケノ山古墳
桜井市箸中
300mほど下った場所には日本書紀にも書かれている
「倭迹迹日百襲姫」の超有名古墳「箸墓」があります。
2000年3月末、3世紀中頃の古墳ということが分かり、
「すわ!日本最古の古墳か?」と大騒ぎになった古墳です。
日本最古といえば、もれなく卑弥呼がついてくるので
騒ぎがでかくなります。
全長約80m、の前方後円墳。「It’s初期!!」っていう形です。
注目すべきは国内で例を見ない特殊な構造の、
ステキ埋葬施設「石囲い木槨」です。
「は?」と思う方。
↓
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さっ
これが「石囲い木槨(もっかく)」です。
死体を木でつくった「木槨」のに入れ、
周りに近所の纒向川の川原の石を積んで「石囲い」をつくり、
さらに周りを木で囲って
その上に石を積む…
「もう絶対出てくんな!!」
といわんばかりの重ねぶりです。(;´Д`)
中心部に6世紀末頃の墳丘を再利用して横穴式石室もあります。
石棺は「橿原考古学研究所」に展示中。クリック↑して見に行ってみよう!
さて、もう少し上って見てみましょう。
左隅に駐車場がありますが、見つけるのは意外と大変。
2000年3月、当時の取材に当たった記者は
「この集落の細道に大型ニュースカーを入れて衛星電波で一報の原稿を飛ばした
こんなのどかな場所なのに一大報道合戦だった、すごかった」と話していた。
裏手に行ってみましょう。
中国製の画文帯神獣鏡1面のほかに鏡だの鉄製刀剣だの農耕具だの
多くの副葬品が出土しました。
こんな多くの謎と歴史、複雑な内部構造をもつ古墳の名前が
「ホケノ」…
ホケノ…
ホケノ…
ホケノ…