吉備内親王墓

生駒郡平群町梨本


長屋王墓の直ぐ後ろ、
長屋王の正室であった吉備皇女(吉備内親王)の御陵があります。

ここもまた閑静な住宅街の一敷地内です。

一目見たくらいでは絶対御陵だと気づきません。



「天武天皇の孫で長屋王の妃…」ほほ〜ぅ。

へー、この部分でその人のナリがわかるのか、
知らなかった!!(・∀・)(←今さら?!)



さて、吉備内親王は、父が
草壁皇子、母が阿閇皇女(元明天皇)
それはそれは血統書付きのお嬢様。

兄弟も氷高皇女(元正天皇)珂瑠皇子(文武天皇)と、歴史年表のような家系です。

しかし729年、「長屋王の変」の折、長屋王の後をおって四人の王子とともに自害します。
まさに栄華と悲劇の両方を極めた人たちです。

長屋王の変のため二人は犯罪者として生駒山に葬られますが、
長屋とちがって、吉備内親王は控えめながら葬式の儀に則って葬られたようです。


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